ママは小学4年生

未来から来た自分の赤ちゃんを育てる小学4年生の感動ファンタジー

「ママは小学4年生」は1992年に放送されたTVアニメで、1993年にはコミカライズの単行本も2冊刊行されています。
漫画もいいのですが、できればTVアニメを観て欲しい。DVDボックスも発売されています。

このTVアニメの主題歌は作詞 - 岩谷時子、作曲・編曲 - 樋口康雄、唄 - 益田宏美という豪華なもので、とても素晴らしい名曲です。
この曲は赤ちゃんを育てるお母さん全員に聴いてもらいたい。
YouTubeにアップされていたものを紹介します。

この作品は、「小学4年生の女の子が、未来からタイムスリップしてきた自分の子供を育てる」という、いくらか荒唐無稽なSFファンタジーの設定です。
でも、小学生の心の機微を丁寧に描いていて、思わず感情移入してしまいます。
「赤ちゃんと僕」の赤ちゃんは2歳児ですが、「ママは小学4年生」の赤ちゃんはもっと小さくて、言葉を話すことが出来ません。
そのかわり、未来から来た不思議な道具が、主人公の女の子・水木なつみの子育てを助けてくれる設定になっています。

この「ママは小学4年生」は、ターゲットとしてはおままごとをしながら「ママ」に憧れる小学生女子を対象にしているのですが、単なる「おままごと」の甘い世界を描くのではなく、かなり子育てが大変であることがリアルに描写されています。
赤ちゃんを育てるなつみはごく平凡な小学4年生女子。知識も経験も全くありません。どうしていいかわからず、途方に暮れてばかりです。
そして、そうしたなつみを助けるべき大人が、揃いもそろってだらしない。
両親は海外旅行中だし、親代わりとしていちばん近くにいる親族の島村いづみは全く頼りにならない。なつみの絶望は深いです。
でも、自分が守ってあげなければ、自分が将来産むことになるこの赤ちゃんは死んでしまう。
そうした責任感だけで、必死に頑張るのです。

大人の鑑賞に耐えうる名作アニメとコミック

「ママは小学4年生」の中では、赤ちゃん(みらいちゃん)は何度も危ない目に合います。
多くは、なつみが油断したり、目を離したすきに起きるアクシデントです。
そうした、ちょっとした油断が大事故につながるというのは、現実にも起こりうることです。
アニメでは最終的には赤ちゃんは助かるのですが、こうしたピンチは、赤ちゃんを育てることの大変さを教えてくれます。
本来このアニメがターゲットとしている小さな女の子にとってはちょっと厳しすぎるかもしれない内容です。
むしろ、本当に赤ちゃんを授かるお母さんへ、心構えを教えてくれる内容になっています。
その意味では、赤ちゃんを持つことになったお母さんにこそ観て欲しい。
大人の鑑賞にじゅうぶん耐えられる名作として、今でも語り継がれている作品です。

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